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XAMPPなどを使ってローカル開発環境を構築する場合、“特定のドメインにアクセスした際、ローカル開発環境を参照する”ようドメインを割り当て、作業を効率化をすることができます。
今回は、それを行うための「hostsファイル」と「XAMPPのhttpd-vhosts.confファイル」の設置場所および、修正方法を紹介します。
※事前準備として、以下のように「隠しファイル」を表示しておくと良いでしょう。
エクスプローラメニューの「表示」→「隠しファイル」にチェックを入れておきます。
hostsファイルの場所と書き方
hostsファイルの場所(Windows10の場合)
Windows10の場合、hostsファイルは以下の場所にあります。
C:\Windows\System32\drivers\etc
hostsファイルに追記する
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hostsファイルをバックアップのためにコピーしておき、管理者権限で実行した「メモ帳」で開きます。(hostsファイルは管理者権限でしか書き込み出来ないため)
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hostsファイルの最終行に、下記のように記載して保存します。
以下例は、特定のドメイン(web-generalist.com)にアクセスした際、アドレス「127.0.0.1」(自分のローカルPCのIP)を参照するように記載しています。127.0.0.1 web-generalist.com
続いて、XAMPP側の設定変更を行います。
XAMPPのhttpd-vhosts.confファイルの場所と書き方
XAMPPインストールの初期状態では、「http://loalhost」にブラウザでアクセスすると、以下のように 「C:\xampp\htdocs\dashboard」を参照するようになっています。
これをhttpd-vhosts.confファイルを編集することで変更します。
XAMPPのhttpd-vhosts.confファイルの場所
httpd.confファイルは、「XAMPPのインストール方法を紹介した記事」の手順に従ってインストールした場合、以下の場所にあります。
C:\xampp\apache\conf\extra\httpd-vhosts.conf
これをメモ帳や、TeraPadなどのテキストエディタで開きます。
httpd-vhosts.confファイルを編集・追記
- httpd-vhosts.confファイルを開くと20行目付近に以下の記述があるため、「##NameVirtualHost *:80」の先頭にある「##」のコメントアウトを外して以下のように記載します。
# Use name-based virtual hosting. # NameVirtualHost *:80
- 続いて、下記のように表示したいフォルダを「DocumentRoot 」に続いて記載し、ドメインを「ServerName 」に続いて記載します。
<VirtualHost *:80> DocumentRoot C:/xampp/htdocs/web-gene ServerName web-generalist.com </VirtualHost>
最後に、XAMPPコントローラーからApacheとMySQLを起動して該当のドメインにアクセスし、XAMPP内のサイトが表示されれば完了です。
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