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この記事では、Googleスプレッドシート(英語の場合はGoogle Sheet)の「条件付き書式」で、特定セルの値の有無によって行を灰色にする設定方法と、条件付き書式を正しく設定しているのも関わらず、バグってしまった時の対処法を紹介します。

Googleスプレッドシートの「条件付き書式」で特定セルの値の有無により行を灰色にする設定

「条件付き書式」で特定セルの値の有無により、行を灰色にする設定方法は以下のとおりです。

  1. メニューの[表示形式]→[条件付書式…]を選択する。
    メニュー、表示形式から条件付き書式ルール
  2. 「条件付き書式設定ルール」のサイドバーが開くので、「範囲に適用」で任意の範囲を設定。
    (ここでは例としてA2:C11)
    「範囲に適用」で任意の範囲を設定
  3. セルの書式設定の条件「カスタム数式」を選択して、「特定セルに何か値が記入されていたら(空欄でなければ)」という条件式を記述する。
    (ここでは一例として、C列に“タスク完了したら日付を記載するルール”として、以下のカスタム数式を記載)

    =$C2<>""

    カスタム数式

  4. 「書式設定のスタイル」で灰色の背景色を選択して完了。
    書式設定のスタイルでカスタムから背景を灰色に

上記を設定し、実際に操作している動画が以下となります。

Googleスプレッドシートの条件付き書式で特定セルの値の有無により行を灰色にする設定

ただ、この条件付き書式ですが、フィルハンドルでセルの内容を変えたりコピーペーストしたりすると、条件付き書式が正しく設定されているにも関わらず、反映されなくなること(バグ)があります。

この現象の解決方法も合わせて紹介しておきます。

【条件付き書式の反映がバグった時の解決方法】
「新しい条件を追加」をクリックまたは、ルールの優先度を動かす

以下のとおり、「新しい条件を追加」をクリックしてキャンセルすれば、条件付き書式のルールが正しく適用されるようになります。
(以下の動画は、A列の記載内容を変更して、条件付き書式の反映がおかしくなった時を想定したもの)

「新しい条件を追加」をクリックしてキャンセル

また、もうひとつの解決方法として「条件付き書式ルール」を複数設定している場合は、いずれかのルールをドラッグして優先度を変更、元に戻せば正しく反映されます。

なので「条件付き書式ルール」が複数ある場合は、下記画像のようにマウスオーバーすると「 」のアイコンが表示されるので、これをドラッグします。

条件付き書式の優先度変更の際にドラッグする箇所
(※ちなみに、ルールは上にあるものほど優先度が高くなっています)

以上、Googleスプレッドシートの「条件付き書式」で「特定セルの値の有無により行を灰色にする設定」とバグってしまった時の対処法を紹介しました。