MTのページ分割プラグインの違い

MovableTypeのページ分割(ページネーション)プラグインには
いくつか種類がありますが、それぞれ使ってみた特徴を記します。

Pager
MT4.21にて使用しました。分割するナビ数の指定は出来ません。
また、プラグイン導入後、テンプレートに出現する

pager1.jpg

□このアーカイブを分割する

を忘れずにチェックしましょう。
作者様のページのソースを見るとわかりますが、
分割部分(ページネーション)の装飾はMTテンプレートの時点でクラス付け等ができるので、
解りやすいです。

Pagebute

MT4、MT5にて使用しました。
システムの検索結果テンプレートには使用できません。
ページネーション部分の装飾は吐き出した後のhtmlに指定することになります。

MTテンプレートの時点ではどんなhtmlが吐き出されるか解りませんが、
実際出力してみると以下のようなクラスが付いています。

a class="link_first"
a class="link_before"
a class="link_page"
span class="current_page"
a class="link_next"
a class="link_last"

当サイトはこのMTPagebuteを使わせていただいております、感謝。

ちなみに動作はファイル生成時なのでMTifなどでの条件分岐処理は行えないことや、
(そのせいなのか)最大分割ページ数を出力する<$MTPageMaxCount$>は
当該ページにあるナビの最大分割ページ数を出力するので、ページを辿っていくと
文書構造的におかしいことになります。

文字での説明だとわかりにくいので

<MTIfPageBefore>(<$MTPageCount$>/<$MTPageMaxCount$>)</MTIfPageBefore>
ページ分割後のhead内のtitle重複を避けるために上記のようなコードを入れます。
ナビ数は1ページに最大10個に指定した時、11ページ分分割されたとすると、

<$MTPageCount$>/<$MTPageMaxCount$>
は、1ページ目を表示している時だと
1/10になりますが

11ページ目をクリックして表示すると

11/11
になってしまいます。
理屈的におかしなことになるので注意が必要です。

MTPaginate
日本語説明(公式の方が多彩です。)
MT4.25にて使用しました。


php化が必須です。ページ分割ではリンクでパラメータを与えてGETで渡すので
「戻る」がモバイルでも使えます(リファラを渡さないdocomo機種でも使える)。

デフォルトではページ分割ナビゲーションの数が指定できないので、
http://www.koikikukan.com/archives/2009/08/24-013333.php(小粋空間)
でカスタマイズが必要です。

他の2つに比べ慎重な実装、カスタマイズが必要だと感じました。
(タグの最後に_があるとか、pageじゃなくてpagiだとか、のレベルですが)

PHPと絡めてエントリーを配列に仕込んだり、
複雑なページ分割、モバイルで「戻る」をどうしても効かせたい時に適しています。
静的分割ではないのにモバイル向けっていうのが(アクセス時の処理が重たくなるので)若干ジレンマです。

結論

基本はPagebuteを使い、モバイルやphpで複雑な分割をしたい時は
MTPaginateを使うということでファイナルアンサー。


※サムネは掛川のミミズク。耳っぽいのがあるのがミミズク、無いのがフクロウ。

MTのページ分割プラグインの違い

2013年09月26日 に更新・修正した内容

内容を推敲、加筆修正致しました。

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